これからのラン愛好は・・・スマート愛好でありたい。
スマートとは・・・かしこい・・・ということ。

これまでにラン愛好は、人間中心主義。
ランは愛好者のために自生している????
そのように思えるほど、ランをハンターしてきた。
これがラン界の文化、科学とまで思われてきた。
こういう風土の中で、ラン業界は成立してきたが・・・ラン界の歴史は約200年。
非常に歴史が浅い業界でもある。
特に日本のラン界は、戦争で壊滅的になり、
本当に復興したのが昭和40年代後半から50年代であろう。
日本の工業製品は世界の隅々まで出るようになり、
経済力は・・・かつてイギリスが行なったように・・・・・
日本のラン界は、世界中からランの交配種、原種を渉猟し買い集めた。
ラン愛好の世界もマネーに踊ったのである。
日本人はほどほどということをしない!
行き着くところまで行く・・・。
現在の状況は、メリクロンによる大量生産のラン産地化、原種のコレクションも、
行き着くところまで・・・到達した状態である。
さて、これから・・・どうする????

ラン作りには、カワイイ、ステキ・・・レベルのランお遊びの愛好家???・・・から、
財産も、人生を賭けた人まで多様であるが、
ランと付き合うには一年草のガーデニングと異なって、5年、10年、20年先まで想定しないと、
本当のラン愛好者とはいえないと宇井清太は思っている。
この激変する世の中で、継続することが・・・最も難しい。
定年後から行なうラン栽培では、ほとんど育種することは不可能になるから、
せめて、人生をランと過ごすなら・・・スマートなラン作りが良いのではないかと宇井清太は思っている。

宇井清太は、これからは「スマートラン愛好」「スマートラン栽培」の時代だと思う。
・・・かしこい・・・ラン愛好、栽培時代だと思う。

かしこい・・・蘭愛好、栽培とはどういうことか???
  
  
蘭が喜ぶラン栽培をすること。
    自生地の生態系を再現したラン栽培。
    身勝手なラン愛好ではなく・・・蘭の気持ちになって管理する。
    SUGOI-ne栽培すること。
  
原種の珍奇、稀少なランには手を出さない。
    こういうランは地球が作った物。こういうランを日本の狭い温室、家中で作れば、
    ほとんど枯らしてしまうからである。自己満足と優越感は別なことで達成すること。
    こういう愛好は・・・肩身の狭い愛好になる。
  
じっくりランと向きあって、少なくとも10年は付き合うこと。
    一年草のガーデニングとは・・・ラン愛好は異なる。
  
外国の自然を破壊する水ゴケ栽培にサヨナラすること。
    SUGOI-neさん・・・コンニチワハ。
    これがスマートなラン栽培である。
    これなら、お天道様に恥じないラン愛好が出来るではないか???
    自分の楽しみのために・・・外国の自然を荒廃させるというのはスマートなラン愛好ではない。
    そのように思いながらランとスマートに遊ぶのが、これからのラン愛好であろう。
    これまでのラン愛好というのは・・・自然との共生と言いながら・・・
    自然を荒廃させる愛好であった。
    これからは、本当の意味で自然との共生愛好である。
    これなら・・・胸張ってラン展に出品できる!
  
出来れば適地適産のラン栽培を行なうこと。
  
山堀り株を買わないこと。
    愛好家が買わなければ・・・山掘り株では商売にならないから、
    結果として・・・自生地破壊を防ぐことになる。 

   全国各地で、春の山野草展、秋の山野草展が開催されるが・・・
    なんか・・・後ろめたい雰囲気がある!

   こんなの・・・止めたら・・・という声もある。
   やればやるほど、周囲の山から植物がなくなってゆくからである。
    自然保護の啓蒙どころか・・・絶種促進展とも評される。

   世の中難しいところである。
    野性らんの図鑑発行も・・・ラン保護の啓蒙であろうが、逆に作用する。

   
 若い人は必ず育種すること。
   趣味を永続させるのは・・・育種するしかない。
    原種渉猟では・・・・結局・・・何も残らない。

   サンダースリストに一つでも良いから・・・足跡残してあの世に行く・・・。
   原種栽培では、足跡はのこらない。
    ラン展での栽培賞記録などは・・・・興行の記録に過ぎないもの。
    お笑いの一発芸のようなもの・・・・。
    その栽培技術では、多くの場合大面積栽培できないからである。
    それで食べてゆけないからである。

   
 スマートというのは、結局、ラン栽培の王道をすることである。

  一方、プロのラン世界は、なかなかスマートには出来ない。
  世の中正論では・・・食べて行けない場面が出てくるからである。
  商売の法則・・・需要と供給の掟に・・・翻弄される。
  そして・・・消費者は・・・直ぐに飽きる。
  流行、廃れ・・・があまりにも激しい。
  この中で・・・スマートに商売することは・・・難しい。
  そこで、継続とは力なり。
  この継続するのに・・・スマートな商売をしなければ・・・ならない時代になったから難しい。
  昔のようなプラントハンターでは・・・・世の中が許さなくなった。
  自動車の排ガス規制・・・
  しかし、この規制が・・・新しい車を創る・・・原動力になった。
  そうして革新的なものが生まれる。

  蘭の世界でも・・・現在が潮目かもしれない。
  旧態依然の商売では、生産では・・・淘汰が目前に迫ってきた。
 
  ラン業者の置かれている位置は、非常に険しい状況下にある。
  大量生産されたランは、量販店、ホームセンターで何時も安価に売られている。
  園芸資材も・・・ホームセンターで安く売っている。
  そういうことで、蘭の業者というのは、原種、とりわけ珍奇、稀少なランを販売。
  こういう販路しか残されていない状態になっている。
  そして絶滅危惧種・・・ワシントン条約の法律。
  更に・・・愛好者が増えない。
  こういう時代の中で・・・後継者がいないラン業者がほとんど。
  自分の代で終わり・・・。
  5年後、10年後、20年後が・・・想定出来ない業者がほとんど。

 環境の変化について行けないところは・・・生き残れない。
  
 こういう状況下で、ランのプロも、宇井清太も苦闘するのであるが、
 
 
  12000品種のオリジナルCymbidium保有(2013年現在)
   SUGOI-ne、SUGOI-ne関連商品
   ラン菌による炭素循環栽培理論
   SUGOI-ne愛好者26000名。
   ラン展開催
 最上オーキッドには、蘭関係では上記の知的財産を持つ。
 
そして、充分な資本を持つ。
 磐石な態勢でSUGOI-neを普及してゆく。
 これからは、ラン界も知的財産を持っているか・・・これが勝負になってきた。
 趣味の愛好は人生、財産を賭けたリスクがないエリアでのこと。
 プロは常に経営破綻のリスクを背負いながらランに生きる世界。
 
 こういうことを考えると、ランというのは、趣味で行なうのが良いのかもしれない。
 そして・・・ラン展に出品して・・・・アレコレ・・・楽しめばよいこと。
 プロは、そんな賞アレコレより・・・明日・・・、今日の経営が心配。
 

 スマートというのは・・・・一番難しいことかも知れない。
 趣味のラン愛好なら、スマート栽培は出来る!
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kouza 1hb

これからは・・・スマートなラン愛好を行なうこと
  
   2月5日追加
         
スマートなラン栽培。
          これからは・・・かしこいラン栽培をする
          肥料に頼るラン栽培をしないこと。